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新型コロナウイルスと歯肉出血

新型コロナウイルスが蔓延していますが、感染しない人、感染しても発病しない人、重症化する人がいます。この違いは自然免疫力の違いでしょう。
自然免疫と言う考え方は大変新しいのですが、すべての生物が持ち合わせているものです。一般に言う免疫は病原菌が体に入ってから抗体が出来て病気を治すものですが、自然免疫は異物を認識して即座に排除してしまうシステムです。
自然免疫力は20歳ぐらいが最高で、加齢と共に落ちていくと言われています。この自然免疫を高めれば新型コロナウイルスにも抵抗力をつけるでしょう。高める方法としては、睡眠、栄養、休養、運動などが言われています。
歯肉出血を改善することも自然免疫を高める方法だと思っています。口腔ケアを受けた高齢者はインフルエンザにかかる率が1/10になったり、手術前に口腔ケアを受けると入院日数が3/4から4/5に減ったりしています。また、妊婦の歯肉出血の胎児に与える影響は喫煙よりも悪いと言う報告などからそのように考えいます。
新型コロナウイルス対策として宿主要因の強化の一つとして、睡眠、栄養、休養、運動に加えて、歯肉出血を止めることです。