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歯周ポケット組織の治癒はSRP後3ヶ月の時間を要する。

タニモト歯科クリニックの谷本 亨先生によるとSRPの後、組織が治癒するまでに3ヶ月かかるらしい(デンタルダイアモンドNo. 726, p.126)。Magnussonらの論文に書かれてあると言う。

「つまようじ法」の術者みがきを1回すると通常の保存療法と比べて、1週間後には有意にBOPを減少させることが出来る。BOPはその部に潰瘍又は糜爛で出来ていることを意味する。

歯肉細胞は歯ブラシの機械的刺激で2倍近く増殖することが分かっているが、細胞増殖は毛先が当たっている所に限られる。「つまようじ法」は歯ブラシの毛先を歯間部に入れるので、歯間部歯肉の組織修復は「つまようじ法」が最も適したものである。

「つまようじ法」は毛先を歯間部に挿入するブラッシングなので、難しい。相当なベテランでなければ期待した成果は確認できない。誰でもできる「つまようじ法」を目指して、TAPGを開発した。TAPGの術者みがきは早期に歯肉出血を抑えることが出来る(日本口腔衛生学会近畿、中国、四国地方会、2022)。