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歯肉出血は潰瘍がある証拠

歯肉出血と胃潰瘍、十二指腸潰瘍

歯周ポケットの上皮が破れていなかったら歯肉出血はない。上皮が破れているのを潰瘍と言う。胃潰瘍、十二指腸潰瘍ってわかったら、みんな医者に行くが、歯肉出血で歯科医院に行く人は少ない。何故だろう?

歯肉出血があっても歯科医院ではあまり治療を勧めていないからなのか?

歯肉出血はなかなか治らないからなのか?

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は制酸剤を飲んだり、クリップで潰瘍部をつまんだり、焼灼して治療する。

歯肉出血は理にかなったブラッシングをすれば治すことが出来る。

ブラッシングで歯肉細胞を増やし、歯周ポケット上皮を再生させる。

歯肉出血は歯石除去や根面滑沢化、ブラッシング指導をするが、これをやってもなかなか完治しない。メインテナンスで通院しても、歯肉出血が無くなることはまずない。

「つまようじ法」をちゃんとやると1週間で差が出るほど歯肉出血が改善する。ブラッシングの刺激で歯肉細胞が増えて、傷が治るからだ。この細胞増殖は歯ブラシの毛先が当たっているところに限られる。歯間部の傷を治そうと思ったら、歯ブラシの毛先を歯と歯の間に入れること。それが「つまようじ法」。