岡大卒の歯科医師に歯周病における歯肉強化療法の概念が広がりつつある。
昨日の飲み会で、歯周病の話が出た。隣に座っていた友達が、「歯周病の治療は歯ぐきを強くする必要があるらしいって、○○歯科の先生が言っていた」と言う。もう一人が「●●先生もそう言ってたよ」と言う。
お二人とも岡大卒の先生である。
世界中が根拠の乏しい歯垢・歯石除去を信じて治療している中で、新しい理論を受け入れる素地を持っている先生がいたことは素晴らしいことだ。
歯肉強化療法は岡大での30年近い研究の結果、確立されて理論であり、それを理解し、実践し、評価する能力を持つ歯科医師が育っていることが証明された。
たくさんの実験結果から作られた歯肉強化療法は、間違いがない。歯垢・歯石除去を信じている先生方は歯肉強化療法には批判的である。科学は欧米で生まれたものだから、日本人には科学的な思考は受け入れられないと思っていた。
それでも5%近い日本の歯科医師の先生方は、「つまようじ法」を取り入れている。時間をかけて広がっていくのだろうなあ。