コラム

「つまようじ法」の技術を評価する

「つまようじ法」をやっている

「つまようじ法」を勧めている歯科医院は全国で5%以上いる。マイナーだけれども「バス法」、「スクラッピング法」に続いて、第3位である。「つまようじ法」は他のブラッシング方法とは違って、歯ぐきを強くすることを狙っている。そのため、歯の動揺は改善し、歯肉出血は減り、口臭もなくなる。

「つまようじ法」で成果があがっているのを確認する

歯科衛生士で「つまようじ法」を推奨している人も多いが、やり方が難しいため、本来の成果が得られていないケースもある。「つまようじ法」が上手に出来れば、PCRで隣接面の歯垢残存量は平滑面と同じくらいにできる。術者磨きをした後、患者さんの歯垢をもう一度染色し、PCRを記録してみる。隣接面と平滑面の歯垢残存量が同じぐらいで、10%以下だったら「つまようじ法」が出来ていると言える。それを目指して頑張ってほしい。

隣接面と平滑面の歯垢残存量は同じでも40-50%だったら、「つまようじ法」はやっているけれど成果は上がらない。

「つまようじ法」をちゃんとやれば、歯の動揺は改善し、歯肉出血は減り、口臭もなくなる。